塾の定期テスト結果を見ても、
「偏差値だけ見て終わってしまう」
「どの単元を復習すればいいか分からない」
「共働きで、成績表を細かく見る時間がない」
と感じていませんか?
中学受験では、テスト結果を見て落ち込むだけでは、次の点数につながりません。
偏差値だけを見ていると、同じミスを次のテストでも繰り返してしまうことがあります。
大切なのは、
どの問題で失点したのか。
基礎・標準・応用のどこでつまずいたのか。
次の1週間で何を復習するのか。
この3つを具体的にすることです。
そこで役立つのが、GoogleのAIツール「NotebookLM」です。
NotebookLMに塾の成績表や定期テスト結果を入れると、苦手単元や偏差値の推移、復習の優先順位を整理しやすくなります。
わが家でも、塾のテスト結果をNotebookLMに入れて、苦手単元や次にやる復習を確認しています。
この記事では、NotebookLMで塾の定期テスト結果を分析し、家庭学習に生かす方法を紹介します。
読み終えるころには、成績表を見て悩むだけでなく、次のテストまでに親子で何をすればよいかが分かるようになります。
テスト結果は偏差値より「復習の優先順位」で見る

NotebookLMは、塾の定期テスト結果を「次の復習に使える形」に整理するための便利なAIツールです。
中学受験では、偏差値だけを見るのではなく、正答率、基礎・標準・応用別の正答数、苦手単元を見て、復習の優先順位を決めることが大切です。
特に小3・小4のうちは、応用レベルの難問よりも、標準レベル問題の取りこぼしを減らすほうが現実的です。
まずは直近1回分のテスト結果をNotebookLMに入れて、次のように質問してみましょう。
「このテスト結果から、次の1週間で優先して復習すべき内容を3つに絞ってください」
最初から完璧に分析する必要はありません。
まずは「次に何を復習するか」を見える化することが第一歩です。
NotebookLMで塾の定期テスト結果を分析すると何が分かる?

NotebookLMを使うと、成績表を「見て終わり」にしにくくなります。
塾のテスト結果には、得点、偏差値、平均点、問題別正答率、難易度、単元名など、多くの情報があります。
ただ、忙しい保護者が毎回すべてを読み解くのは大変です。
NotebookLMに情報を入れて質問すると、次に見るべきポイントを整理しやすくなります。
点数ではなく「失点の理由」が見える
テスト結果で最初に目が行くのは、どうしても点数や偏差値です。
しかし、中学受験で大切なのは「なぜその点数になったのか」です。
たとえば、算数で得点が平均点を少し上回っていても、標準レベル問題で多く失点していれば、次のテストで伸び悩む可能性があります。
反対に、応用レベルを落としていても、基礎レベルと標準レベルが安定していれば、基礎から標準応用までは順調に積み上がっていると考えられます。
NotebookLMには、次のように質問できます。
「このテスト結果から、失点の原因を基礎・標準・応用別に整理してください」
「点数ではなく、次回に向けて改善すべき学習ポイントを教えてください」
大切なのは、完璧に分析することではありません。
「今週やる復習」を3つに絞ることです。
基礎・標準・応用別に復習の優先順位が分かる
塾のテストでは、問題が基礎、標準、応用のように難易度別に分かれていることがあります。
この情報は、家庭学習の優先順位を決めるうえでとても役立ちます。
| レベル | 見るポイント | 家庭での対応 |
|---|---|---|
| 基礎レベル | 基礎問題を落としていないか | 計算ミス・読み間違いを確認する |
| 標準レベル | 標準〜応用手前の問題を取れているか | 解き直しの最優先にする |
| 応用レベル | 難問に挑戦できているか | 余裕があるときに扱う |
小3・小4の段階では、応用レベルをすべて取ることにこだわりすぎなくても大丈夫です。
まずは基礎レベルを安定させ、標準レベルの取りこぼしを減らすことを目標にしましょう。
偏差値を上げたいときほど難問に目が向きますが、実際には「取れるはずの問題を落とさない」ことが大切です。
3〜5回分のテストから苦手単元が見える
1回分のテストだけでは、たまたま失敗したのか、本当に苦手なのか分かりにくいです。
しかし、3〜5回分のテスト結果をNotebookLMに入れると、複数回にわたって失点している単元が見えやすくなります。
たとえば、算数では以下のような傾向が出ることがあります。
| 苦手単元の例 | よくあるつまずき |
|---|---|
| 論理・場合分け | 条件を整理できない |
| 立体図形 | 面・辺・頂点をイメージできない |
| 規則性・数列 | きまりを見つけても処理で間違える |
| 逆算 | 計算手順が途中で混乱する |
ここまで見えると、家庭でやることが具体的になります。
「算数を頑張る」ではなく、
「場合分けは表に書く」
「立体図形は図を描いて数える」
「数列はきまりを言葉で説明する」
という行動に変えられます。
NotebookLMでテスト結果を分析する手順
次に、NotebookLMでテスト結果を分析する手順を解説します。
できるだけ具体的な情報を入れるのがポイントです。
次のような情報があると、分析しやすくなります。
| 入れる情報 | 分かること |
|---|---|
| 得点 | 今回の到達度 |
| 偏差値 | 全体の中での位置 |
| 平均点 | テスト全体の難しさ |
| 難易度レベル別の正答数 | 基礎・標準・応用のどこで失点したか |
| 出題内容の構成 | 苦手単元や出題傾向 |
ただし、個人情報は削除してから使いましょう。
氏名、会員番号、校舎名、受験番号などは、分析には基本的に不要です。
まずは、塾の定期テスト結果をNotebookLMに入れられる形にします。
紙の成績表なら、スキャナーで読み取る方法があります。
スマートフォンのカメラで撮影しても大丈夫です。
Web成績表なら、ブラウザの印刷機能を使ってPDFに保存すると便利です。
娘が通っている塾では、Webサイトのマイページでテスト結果を確認できます。
そのため、わが家ではブラウザの印刷機能を使ってPDFにしています。
次に、NotebookLM(https://notebooklm.google.com/)を開いてGoogleアカウントでログインします。
NotebookLMには、ブラウザ版とアプリ版があります。
パソコンで成績表をPDF化する場合は、ブラウザ版のほうが使いやすいです。
スマートフォンで撮影した成績表を使う場合は、アプリ版でも試しやすいでしょう。
ログインしたら、「新しいノートブック」を作成します。
ノートブック名は、あとから見返しやすい名前にしておくのがおすすめです。
たとえば、
「小4 算数 テスト分析」
「公開学力テスト 成績分析」
「中学受験 算数 復習ノート」
のようにしておくと、後から探しやすくなります。

次に、PDFや画像にしたテスト結果をアップロードします。
最初は直近1回分だけで大丈夫です。
慣れてきたら、3〜5回分のテスト結果を入れると、偏差値の推移や繰り返し間違えている単元が見えやすくなります。
ただし、画像やPDFは数字を読み間違えることもあります。
得点、偏差値、正答率などの重要な数字は、親が一度確認しておきましょう。

資料をアップロードしたら、NotebookLMに質問します。
最初の質問は、シンプルで大丈夫です。
「このテスト結果を分析してください」
次に、復習につながる質問をします。
「次の1週間で優先して復習すべき内容を3つに絞ってください」
「標準レベルで落としている問題を優先して教えてください」
このように聞くと、成績表を見るだけで終わらず、家庭学習に落とし込みやすくなります。
NotebookLMの使用例
わが家で実際に算数のテストをNotebookLMで分析した例を紹介します。

苦手な単元と克服のためのアドバイスを知りたいです

ご提示いただいた学力テストの結果から、苦手な単元の傾向と、それを克服するためのアドバイスを整理しました。
苦手な単元の分析 全体として、基本レベルの問題はほぼ完璧に正解できていますが、応用レベルで点数が変動する傾向があります。
特に以下の単元が課題として挙げられます。
論理・場合分け・約束記号:
「場合分け」では、正答率10%の問題や、正答率1%・7%の問題で苦戦しています。 「約束記号」についても、応用レベル問題(正答率2%〜25%)が全問不正解となっており、複雑なルールを正確に処理することに課題があります。
立体図形・空間把握:
「辺・面・頂点の数え上げ」など、空間的なイメージが必要な問題で得点が伸び悩んでいます。 「図形の性質」でも、応用問題は正解に至っていません。
複雑な規則性・数表:
「数表」(正答率11%)や、規則性に関する高難度問題(正答率9%)などで失点が見られます。
克服のためのアドバイス 成績を安定させ、さらに偏差値を引き上げるための具体的なステップを提案します。
「応用レベル」問題の確実な習得:
まずは難問に手を出す前に、正答率30〜60%前後の基礎レベル問題を確実に解き切る力を養いましょう。
「論理・図形」の視覚化トレーニング:
「場合分け」や「図形の数え上げ」でミスを防ぐには、頭の中だけで考えず、手を動かして書き出す(図を描く、表に整理する)習慣をつけましょう。 成績表の領域欄にも「図や式や表による整理」という項目が頻出しており、これらは算数の思考力の根幹となります。
逆算や計算の工夫の再確認:
計算自体は得意ですが、「逆算」や「計算の工夫」が応用レベルで出題されると正答率が下がることがあります。日々の学習で、ただ計算するだけでなく「より速く正確に解く工夫」を意識してみてください。
まとめ
基礎レベルは非常に安定しているため、基礎力は十分です。今後は「論理系」と「立体図形」の応用レベル問題に重点を置いて復習してみてください。
そのまま使えるNotebookLMへの質問例
NotebookLMに何を聞けばよいか迷う場合は、以下をそのまま使ってみてください。
| 目的 | 質問例 |
|---|---|
| 全体を知りたい | このテスト結果を、得点・偏差値・平均点・基礎・標準・応用別の正答数・苦手単元に分けて要約してください。 |
| 苦手単元を知りたい | 複数回のテスト結果から、繰り返し間違えている苦手単元を3つに絞ってください。 |
| 復習の優先順位を決めたい | 次の1週間で優先して復習すべき内容を3つに絞ってください。 |
| 標準問題を確認したい | 標準レベルで落としている問題を優先して教えてください。 |
| 偏差値を上げたい | 偏差値55を目指すために、今いちばん復習すべき単元を教えてください。 |
| 共働き家庭向けにしたい | 平日は1日20分以内、土曜日は塾中心、日曜日は休息日として復習計画を作ってください。 |
| 子ども向けに説明したい | 小4の子どもにも分かる言葉で、次に頑張るポイントを3つ説明してください。 |
質問のコツは、条件を入れることです。
「平日は20分以内」
「3つに絞る」
「標準レベルを優先する」
このように指定すると、家庭で実行しやすい回答になりやすいです。
NotebookLMを使うときの注意点

NotebookLMは便利ですが、任せきりにするのはおすすめしません。
AIは家庭学習を助ける道具です。
最終的な判断は、塾の先生、成績表、子どもの理解度を見ながら行いましょう。
AIの答えをそのまま信じすぎない
NotebookLMは、入れた資料をもとに回答してくれます。
ただし、数字の読み取りミスや、表の解釈違いが起きる可能性はあります。
特に、画像やPDFから読み込む場合は注意が必要です。
得点、偏差値、正答数、正答率は、親が一度確認しましょう。
AIの回答は、判断材料のひとつとして使うのが安心です。
塾の先生・成績表・子どもの理解度で確認する
NotebookLMの分析が、塾の指導方針と違うこともあります。
その場合は、塾の先生の考え方を優先しましょう。
また、AIが「この単元が苦手」と出しても、子ども本人がどこでつまずいているかは別です。
問題文が読めなかったのか。
式の立て方が分からなかったのか。
計算ミスだったのか。
時間が足りなかったのか。
最後は、子どもの答案や解き直しの様子を見て確認することが大切です。
FAQ
- NotebookLMに成績表を入れても安全ですか?
- 個人情報を削除してから使うのがおすすめです。
氏名、会員番号、校舎名、受験番号などは消し、得点・偏差値・正答率・単元名・正誤情報だけを入れましょう。
また、共有設定を不用意に公開しないことも大切です。
- ノートブックは教科ごとに分けたほうがいいですか?
- 教科ごとに分けるのがおすすめです。
算数、国語、理科、社会を同じノートブックに入れると、情報が混ざって分析しにくくなることがあります。
教科ごとに分けると、苦手単元や復習の優先順位が見えやすくなります。
また、NotebookLMの無料版では、1つのノートブックに追加できるソースは50個までです。
長く使うなら、「算数 テスト分析」「国語 テスト分析」のように分けておくと管理しやすいです。
- NotebookLMには何回分のテスト結果を入れればいいですか?
- 最初は直近1回分で十分です。
慣れてきたら、3〜5回分を入れるとよいでしょう。
繰り返し間違えている単元や、偏差値の推移が見えやすくなります。
- 成績表は写真でも読み込めますか?
- 写真でも読み込める場合があります。
ただし、数字や表を読み間違えることがあるため、得点・偏差値・正答率は親が確認してから使いましょう。
できるだけ文字がはっきり写るように、明るい場所で撮影するのがおすすめです。
まとめ|まずは直近1回分のテスト結果から始めよう
NotebookLMを使うと、塾の定期テスト結果を「見て終わり」ではなく、「次の復習に使う情報」として整理しやすくなります。
中学受験では、偏差値だけではなく、正答率、基礎・標準・応用別の正答数、苦手単元を見ることが大切です。
特に小3・小4のうちは、応用レベルの難問よりも、基礎レベルの安定と標準レベルの取りこぼし対策を優先しましょう。
まずは、直近1回分の塾のテスト結果を用意してみてください。
紙の成績表なら、氏名・会員番号・校舎名を隠してスキャンするか、スマートフォンで撮影します。
Web成績表なら、PDFに保存します。
そのうえで、NotebookLMに次の一文を入れてみましょう。
「このテスト結果から、次の1週間で優先して復習すべき内容を3つに絞ってください」
出てきた答えを見たら、すべてをやろうとしなくて大丈夫です。
まずは、標準レベルの解き直しを2問だけ選びましょう。
それだけでも、成績表を見て終わる状態から一歩進めます。
必要に応じて、塾の先生に相談する、通信教育や家庭学習教材で類題を探す、体験授業で学習環境を見直すなど、選択肢もあります。
迷っているなら、今日やることはひとつだけです。
直近1回分のテスト結果を用意して、NotebookLMに入れてみましょう。


