進研ゼミ「ノングレードチャレンジ」とは?チャレンジタッチとの違い・中学受験での使い方を解説

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「進研ゼミから“ノングレードチャレンジ”の案内が届いたけれど、チャレンジタッチと何が違うの?」
「学年を越えて先取りできるなら、中学受験にも使える?」
「無学年学習は気になるけれど、わが子に合うのか分からない……」

2027年4月から、進研ゼミ小学講座に新しい学習スタイル「ノングレードチャレンジ」が登場します。

わが家にも2027年度向けの案内が届きました。

中学受験家庭として特に気になったのは、単に「先取りできる教材」ではなく、子どもの理解度に合わせて先へ進んだり、必要な単元まで戻ったりできる点です。

一方で、「学校進度に合わせるチャレンジタッチとは何が違う?」「中学受験ならノングレードを選んだほうがいい?」と迷いますよね。

結論からいうと、ノングレードチャレンジは、中学受験塾の代わりというより、基礎固め・得意教科の先取り・苦手単元の復習を家庭で効率よく進めたい家庭と相性がよさそうです。

この記事では、ノングレードチャレンジの特徴、チャレンジ・チャレンジタッチとの違い、中学受験家庭での使い方、向いている家庭・向かない家庭まで整理します。

ノングレードチャレンジとは?まず知っておきたい結論

ノングレードチャレンジは、2027年度から進研ゼミ小学講座に加わる新しい学習スタイルです。

従来の〈チャレンジ〉〈チャレンジタッチ〉に加えて、2027年度は3つの学習スタイルから選べる形になります。

最大の特徴は、学年ではなく子どもの習熟度に合わせて学べることです。

学年に縛られず小学1〜6年生の範囲を学べる

ノングレードチャレンジでは、小学1〜6年生の学習指導要領の範囲を対象に、理解度に合わせて学習を進めます。

得意なところは先へ進み、苦手なところは前の学年まで戻って確認できます。

「4年生だから4年生の教材だけ」という考え方ではなく、今の自分に必要な単元を学ぶという仕組みです。

先取りだけでなく「さかのぼり」ができる

「無学年学習」と聞くと、どうしても先取りに目が向きます。

ですが、中学受験家庭にとっては「戻れる」ことも大きなメリットです。

算数では、前の学年で習った計算や図形の理解が曖昧なままだと、その後の単元でつまずきやすくなります。

無学年型なら、前の学年へ戻ることを「遅れている」と考える必要はありません。

「今の理解に必要だから、この単元まで戻る」と考えやすくなります。

教科書とまったく同じ順番で進むわけではない

ノングレードチャレンジは、学校の教科書進度に完全に合わせるスタイルではありません。

学習指導要領の内容をもとにした進研ゼミ独自のカリキュラムで進みます。

そのため、「学校で習った範囲を、そのまま家庭で復習したい」という家庭は、チャレンジやチャレンジタッチのほうが分かりやすい場合があります。

気になるなら、まず教材と学習スタイルを確認しよう

ノングレードチャレンジが合うかは、「無学年で学べる」という特徴だけでは判断しにくいものです。

学校の授業に合わせて学びたいのか、得意な単元は先へ進み、苦手な単元は戻って確認したいのか。

まずは、実際の教材内容や学習スタイルを見て、わが子が続けやすそうかを確認してみてください。

チャレンジ・チャレンジタッチ・ノングレードチャレンジの違い

2027年度の進研ゼミ小学講座では、大きく3つの学習スタイルがあります。

比較チャレンジチャレンジタッチノングレードチャレンジ
主な学習方法紙教材中心タブレットタブレット
学習基準学年・学校進度学年・学校進度習熟度
特徴書いて学びやすい学校学習と連動しやすい学年を越えて学べる
先取り・さかのぼり学年学習が中心学年学習が中心小1〜小6範囲から学習
向いている家庭紙でしっかり書かせたい学校授業と合わせたい得意・苦手に合わせたい
中学受験家庭での使い方基礎・学校学習基礎・学校学習先取り・弱点補強

簡単にまとめると、

学校の授業との連動を優先したいならチャレンジタッチ。

学年より子どもの理解度を優先したいならノングレードチャレンジ。

という考え方が分かりやすいです。

「どちらが上」というより、「わが子がどちらなら続けやすいか」で選ぶことが大切です。

中学受験家庭で考える3つのメリット

得意な算数・国語を先へ進めやすい

中学受験を考えると、「低学年のうちにできるだけ先へ進ませたほうがいいのでは?」と焦ることがあります。

ただし、先取りのゴールは「6年生まで終わらせること」ではありません。

塾の学習が本格化したときに、基礎の穴を少なくしておくことです。

算数や国語の基礎が安定していれば、塾で応用問題に取り組むときの負担を減らしやすくなります。

ノングレードチャレンジは、「理解できているところは進む」という使い方ができるため、得意分野を伸ばしたい家庭には選択肢になるでしょう。

苦手単元まで戻って基礎を埋められる

個人的には、先取り以上にこちらが重要だと感じています。

中学受験塾では、新しい単元が次々と進みます。

過去の計算や文章題につまずきがあると、塾の宿題をこなすだけで精いっぱいになることもあります。

そんなときに、「4年生なのに3年生の問題をやる」ではなく、「今必要な単元まで戻る」という感覚で復習できるのは、無学年学習のよさです。

共働き家庭の教材管理を減らしやすい

共働き家庭では、教材の質だけでなく「親が回せるか」が重要です。

市販問題集だけで先取りする場合、

教材を選ぶ
↓
取り組むページを決める
↓
丸付けする
↓
間違いを確認する
↓
次に何をするか決める

という管理が必要になります。

ノングレード型をうまく使えれば、親が毎日「今日は何をやらせよう」と教材を選ぶ負担を減らせます。

中学受験では、親がすべてを教える必要はありません。

親は先生ではなく、家庭学習を回すマネージャーと考えると、共働きでも続けやすくなります。

中学受験ではいつ・どう使う?

小1〜小3は基礎固めと先取り

低学年では、いきなり難しい受験問題を大量に解かせるより、算数・国語の基礎をしっかり作ることが大切です。

たとえば、次のような使い方です。

  • 計算を正確にできる
  • 文章を最後まで読む
  • 漢字や語彙を少しずつ増やす
  • 得意な単元は無理なく先へ進む

「何年先まで終わったか」ではなく、理解できているかを確認しながら進めましょう。

小4以降は塾の弱点補強に使う

中学受験塾への通塾が本格化する小4以降は、通信教育をメインにしすぎないほうがよい家庭もあります。

塾の宿題だけでも学習量が増えるからです。

この時期は、

  • 塾でつまずいた単元
  • 計算
  • 漢字
  • 基礎事項

など、目的を絞って使うほうが現実的です。

受験学年は教材を増やしすぎない

小6になると、志望校対策や過去問演習など塾で取り組む内容が増えます。

「あれもこれも」と通信教育まで増やすと、学習量だけが増えて復習できなくなることがあります。

受験学年では、塾教材を優先し、ノングレードチャレンジは必要な基礎の確認などに絞るのがよいでしょう。

申し込む前に知っておきたいデメリット・注意点

中学受験対策がこれだけで完結するわけではない

ノングレードチャレンジは、中学受験専用教材ではありません。

小学校範囲を先取りできても、中学受験では志望校や塾に応じた応用問題、記述、思考力問題などへの対応が必要になります。

そのため、「塾の代わり」ではなく、基礎固め・先取り・弱点補強に役割を絞るのが現実的です。

完全に子ども任せにはしない

無学年学習は自由度が高い分、親の確認も必要です。

子どもによっては得意な問題ばかり進めたり、難しいところを避けたりすることもあります。

毎日横について教える必要はありません。

週末に、

「今週は何をやった?」
「難しかったところはあった?」

と確認する程度から始めると負担を増やしにくいでしょう。

学校と同じ順番で進むとは限らない

学校で習った内容を、その日のうちに復習したい家庭には注意が必要です。

ノングレードチャレンジは習熟度を軸に進むため、学校の授業と完全に同じ流れになるとは限りません。

学校との連動を重視するなら、チャレンジタッチも比較しておきましょう。

対応端末を確認する

ノングレードチャレンジは、対応条件を満たしていれば、手持ちのタブレットでも利用できます。

そのため、必ず新しい専用端末を購入しなければならないわけではありません。

2027年度は、対応するiPadやAndroidタブレットのほか、〈チャレンジパッド〉第6世代、〈チャレンジパッドNext〉でも利用できます。

ただし、AndroidタブレットはOSの条件を満たしていても、機種によって正しく動作しない場合があります。

また、スマートフォンでは受講できません。

申し込む前に、

  • 手持ちのタブレットが対応しているか
  • 新たに端末を購入する必要があるか
  • スタイラスペンなどの周辺機器が必要か

を確認しておくと安心です。

対応端末や動作環境は変更される可能性があるため、申し込み前には公式サイトで最新情報を確認してください。

ノングレードチャレンジの受講費

ノングレードチャレンジの受講費は、学年と支払い方法によって異なります。

2027年度4月号から受講する場合の受講費は、次のとおりです。

学年12か月分一括払い6か月分一括払い毎月払い
小150,160円(月あたり4,180円)28,080円(月あたり4,680円)月々5,190円
小259,400円(月あたり4,950円)33,180円(月あたり5,530円)月々6,120円
小371,280円(月あたり5,940円)39,600円(月あたり6,600円)月々7,260円
小481,840円(月あたり6,820円)44,880円(月あたり7,480円)月々8,140円
小593,720円(月あたり7,810円)50,820円(月あたり8,470円)月々9,130円
小6100,320円(月あたり8,360円)54,120円(月あたり9,020円)月々9,680円

※2027年度4月号から〈ノングレードチャレンジ〉を受講する場合の案内です。受講費や条件は変更される可能性があります。

12か月分一括払いを選ぶと、毎月払いより1か月あたりの受講費を抑えられます。

たとえば小4の場合、

  • 12か月分一括払い:月あたり6,820円
  • 6か月分一括払い:月あたり7,480円
  • 毎月払い:月々8,140円

です。

中学受験家庭では、塾代や市販教材費もかかるため、「月額だけ」ではなく年間でいくらかかるかを確認しておくと安心です。

また、ノングレードチャレンジはデジタル中心の学習スタイルです。

対応するタブレットを持っていない場合は、端末についても確認が必要です。

申し込む前には、次の点まで確認しておきましょう。

  • 子どもの学年の最新受講費
  • 一括払いと毎月払いの違い
  • 対応するタブレットを持っているか
  • 端末購入が必要な場合の費用
  • キャンペーンや割引の条件

受講費や対応端末、キャンペーン等は変更される可能性があります。申し込み前には、進研ゼミ小学講座の公式サイトで最新情報をご確認ください。

料金だけでなく、教材・端末条件まで確認しておこう

ノングレードチャレンジは、学年や支払い方法によって受講費が変わります。

また、利用するタブレットや周辺機器の条件も確認が必要です。

申し込む前に、最新の受講費・対応端末・教材内容・キャンペーン条件までまとめて確認しておきましょう。

ノングレードチャレンジが向いている家庭・向かない家庭

向いている家庭

ノングレードチャレンジは、次のような家庭なら検討しやすいでしょう。

  • 得意教科を学年に縛られず進めたい
  • 苦手単元は前の学年まで戻って確認したい
  • 得意・苦手の差が大きい
  • 中学受験を見据えて基礎を固めたい
  • 市販教材を何冊も選ぶ負担を減らしたい
  • 共働きで家庭学習の管理をシンプルにしたい

向かない可能性がある家庭

一方で、次のような家庭はチャレンジタッチや紙のチャレンジも比較したほうがよいでしょう。

  • 学校と同じ順番で家庭学習したい
  • 紙に書く学習を中心にしたい
  • タブレット学習が苦手
  • 子どもだけでは学習を始めにくい
  • 中学受験専用教材を探している

教材には向き・不向きがあります。

「無学年だからよい」と決めるのではなく、子どもの性格や家庭の学習目的まで合わせて考えましょう。

FAQ

ノングレードチャレンジとチャレンジタッチはどちらがおすすめですか?
学校の授業と同じ流れで学びたいなら、チャレンジタッチが分かりやすいでしょう。
一方、得意な教科は先へ進み、苦手な教科は戻って学びたいなら、ノングレードチャレンジを検討しやすいです。
どちらが優れているというより、学習の目的で選びましょう。
ノングレードチャレンジにデメリットはありますか?
学校と同じ順番で進むとは限らないこと、自由度が高い分だけ親の確認が必要になること、中学受験専用教材ではないことなどが注意点です。
タブレット学習が合うかどうかも、子どもによって差があります。
中学受験をするならノングレードチャレンジを選ぶべきですか?
必須ではありません。
中学受験塾に通う場合は、塾教材が学習の中心になります。
ノングレードチャレンジは、低学年の基礎作りや先取り、通塾後の弱点補強として利用する考え方が現実的です。
先取りは早ければ早いほどよいですか?
早さだけを目標にする必要はありません。
大切なのは、先へ進んだ内容を本当に理解できているかです。
「6年生まで終わった」より、「前の単元に穴がない」状態を目指しましょう。
共働き家庭でも続けられますか?
毎日の教材選びや丸付けの負担を減らせる点は、共働き家庭にとってメリットになり得ます。
ただし完全に任せきりにせず、週末に学習状況を確認するなど、短時間でも親が関わる仕組みを作っておくと続けやすいでしょう。

まとめ|先取りできるかより「わが子に合うか」で選ぼう

ノングレードチャレンジは、2027年度から進研ゼミ小学講座に加わる、習熟度に合わせて学べる新しい学習スタイルです。

大きな魅力は、単に先取りできることではありません。

得意なところは先へ進み、苦手なところは戻って確認する。

「学年」より「今の理解度」を基準にできることが特徴です。

中学受験家庭でも、基礎固め・先取り・弱点補強に役割を絞れば活用しやすいでしょう。

一方で、学校の授業との連動を重視するならチャレンジタッチ、中学受験の専門的な演習をしたいなら塾や受験用教材など、目的に応じた使い分けが必要です。

まずは、「先取りしたい教科」と「もう一度確認したい教科」を一つずつ書き出してみてください。

得意・苦手が教科によって分かれているなら、ノングレードチャレンジは検討しやすい選択肢です。

反対に、「まずは学校の授業と同じペースで進めたい」という場合は、チャレンジタッチが選択肢になります。

どちらが上というより、わが子が無理なく続けられるかが一番大切です。

受講費、利用できる端末、教材内容、キャンペーン等は変更される可能性があります。申し込み前に進研ゼミ小学講座の公式サイトで最新条件を確認してみてください。

最後は「わが子が続けられそうか」で選ぼう

ノングレードチャレンジは、先取りできることだけが魅力ではありません。

得意な単元は先へ進み、苦手なところは戻って確認できるため、学年より今の理解度を優先したい家庭には検討しやすい学習スタイルです。

一方で、学校と同じ順番で学びたい場合や、紙中心で勉強したい場合は、チャレンジやチャレンジタッチの方が合うこともあります。

迷っているなら、まずは教材内容や学習スタイルを確認して、わが子が無理なく続けられそうか比べてみてください。