「集団塾についていけなくなってきた」
「算数だけ苦手。でも親が教えるのも限界……」
「個別指導を追加したほうがいい?」
中学受験を続けていると、一度は個別指導を検討する家庭も多いでしょう。
ただし、成績が下がったからといって、すぐ個別指導を追加すればよいわけではありません。
大切なのは、わが子が何につまずいていて、その原因を個別指導で解決できるかです。
個別指導の強みは、苦手単元の補強、集団塾のフォロー、志望校別の過去問対策など、必要な部分だけに時間を使えること。
一方、目的が曖昧なまま授業を増やすと、費用だけでなく、子どもの復習時間まで減ってしまいます。
わが家でも中学受験を進めるなかで、親がすべてを教えるのではなく、家庭では対応しにくい部分を外に任せることが大切だと感じています。
この記事では、個別指導のメリット・デメリット、向いている子、料金の見方、失敗しない選び方まで初心者向けに解説します。
読み終わるころには、「今すぐ個別指導が必要か」「まだ追加しなくてよいか」「利用するなら何を基準に選ぶか」を判断できるようになります。
中学受験で個別指導は必要?まず判断基準をチェック

個別指導は、すべての中学受験生に必要なものではありません。
まずは、今の状況を確認してみましょう。
| 現在の状況 | 個別指導の考え方 |
|---|---|
| 特定の科目・単元だけ苦手 | 検討しやすい |
| 集団塾の解説を理解できないことが増えた | 検討しやすい |
| 過去問で弱点がはっきりしている | 検討しやすい |
| 家庭学習は回っているが1科目だけ弱い | 週1回など部分利用を検討 |
| 単純に勉強時間が足りない | まず家庭学習を整理 |
| 集団塾と個別指導で復習時間がなくなる | 追加を急がない |
| 「なんとなく成績が不安」という状態 | 原因分析を先にする |
特に個別指導を検討しやすいのは、「苦手な場所が具体的」「集団塾だけでは解決しにくい」「家庭での対応が難しい」の3つが重なったときです。
たとえば「算数が苦手」よりも、「速さの文章題で式を立てられず、集団塾の復習だけでは追いつかない」という状態のほうが、個別指導で何をするか明確になります。
まだ個別指導を追加しなくてもよいケース
一方、すぐに授業を増やさなくてもよい場合もあります。
たとえば、塾から帰ったあとに宿題をする時間がなく、寝不足になっている場合です。
この状態で個別指導を追加すると、勉強時間は増えても復習する時間がさらに減ってしまいます。
「授業が足りない」のか、「今ある授業を復習する時間が足りない」のかは分けて考えましょう。
まず直近の模試や復習テストを1枚用意し、何につまずいているのかを1つ書き出すところから始めるのがおすすめです。
個別指導を足すべきか迷っているなら、今の塾が子ども・志望校・家庭生活に合っているかも一度確認してみましょう。
宿題量・質問対応・通塾時間・費用・家庭での負担まで整理すると、「追加する」「今の塾を続ける」「塾そのものを見直す」の判断がしやすくなります。
中学受験の個別指導塾とは?集団塾との違い

個別指導塾は、一人ひとりの理解度や課題に合わせて授業内容を調整できる学習塾です。
ただし「個別指導」と書かれていても、すべてが完全マンツーマンとは限りません。
主に、
- 講師1人に生徒1人
- 講師1人に生徒2人
- 講師1人に複数人
といった指導形式があります。
1対1・1対2・少人数の違い
1対1は、授業時間を1人だけに使えるのが特徴です。
質問が多い子や、過去問の答案・途中式まで細かく見てもらいたい場合に向いています。
1対2では、一人が問題を解いている間に、もう一人へ講師が解説する形式があります。
自分で考える時間も取りやすく、1対1より費用を抑えられる場合があります。
大切なのは、「1対1だから必ずよい」と考えないことです。
子どもの性格と、個別指導で何をしてほしいのかに合わせて選びましょう。
集団塾との併用という使い方もある
集団塾のカリキュラムには満足していても、一部の単元だけ理解できていないケースがあります。
このような場合は、転塾せずに苦手部分だけ個別指導で補う方法があります。
たとえば、
「普段のカリキュラムは集団塾」
「算数の苦手単元だけ個別指導」
という使い方です。
集団塾が受験範囲全体を進める場所だとすれば、個別指導はつまずいた部分を修理する場所として利用しやすいのが特徴です。
中学受験で個別指導を使う5つのメリット

苦手な部分だけに時間を使える
個別指導の大きなメリットは、わが子に必要な内容へ授業時間を集中できることです。
同じ「算数が苦手」でも、
「割合を理解できていない」
「文章題で式を作れない」
「計算ミスが多い」
「時間内に解けない」
では対策が違います。
模試や復習テストを見ながら原因を探し、必要な部分まで戻れるのが個別指導の強みです。
分からない問題を質問しやすい
集団塾では、分からない問題があっても授業は進みます。
特に小学生は、授業後に先生へ質問すること自体を負担に感じる場合があります。
個別指導なら、自分の理解度に合わせて説明してもらいやすく、質問する時間も取りやすくなります。
集団塾のフォローに使える
集団塾のカリキュラム自体には満足していても、一部だけ理解できていないことがあります。
このような場合は、転塾せずに苦手部分だけ個別指導で補う方法があります。
「転塾するほどではないけれど、算数だけ何とかしたい」という家庭なら、1科目だけ追加する使い方もできます。
志望校別の過去問対策を進めやすい
小6になると、単純に偏差値を上げるだけではなく、志望校の問題で合格点を取る勉強が必要になります。
個別指導なら、
「どの大問から解くか」
「時間配分をどうするか」
「毎回失点している分野はどこか」
といった答案分析もしやすくなります。
過去問対策を目的に利用する場合は、解説だけではなく、答案を見て次の学習計画まで作ってもらえるかを確認しましょう。
親が勉強を教える負担を減らせる
中学受験では、学年が上がるほど問題も難しくなります。
特殊算や志望校別の問題まで、すべて親が教え続けるのは大変です。
さらに、親子だからこそ感情的になる場合もあります。
勉強を教える部分を個別指導へ任せられれば、親は学習スケジュールや体調の管理へ回りやすくなります。
個別指導塾の4つのデメリット

費用が高くなりやすい
個別指導は、一人の講師が担当する生徒数が少ないため、集団塾より費用が高くなりやすい傾向があります。
特に完全1対1で授業数を増やすと、負担も大きくなります。
「心配だから授業を増やす」ではなく、利用目的を絞ることが大切です。
講師との相性に左右される
「難関大学の学生だから」「プロ講師だから」という肩書だけで決めないようにしましょう。
大切なのは、わが子が質問しやすく、間違えた原因まで説明してもらえるかです。
体験授業を受けたあとは、保護者だけではなく子どもの感想も聞いてみてください。
授業を受けただけでは成績につながらない
週1回個別指導へ通っても、授業後に復習しなければ定着しにくくなります。
重要なのは、
「授業で理解する」
「家で解き直す」
「次回確認する」
という流れです。
授業外の宿題や学習計画まで、どのように管理するのか確認しましょう。
授業を増やしすぎると復習時間がなくなる
集団塾に加えて個別指導を何コマも追加すると、子どもの予定はすぐ埋まります。
しかし、中学受験では授業を受ける時間だけでなく、自分で問題を解き直す時間も必要です。
授業を増やす前に、1週間のスケジュールを一度確認してください。
個別指導が向いている子・利用時に注意したい子

個別指導は、子どもの性格や学習タイプによっても合う・合わないがあります。
| 向いている子 | 利用時に注意したい子 |
|---|---|
| 1対1だと質問しやすい | 先生が横にいると頼りすぎてしまう |
| 自分のペースで説明してほしい | 周囲との競争がないと集中しにくい |
| 解き方の癖まで細かく見てほしい | 授業を受けるだけで満足しやすい |
| 苦手部分をある程度言葉にできる | 「全部分からない」状態になっている |
注意したいタイプだから個別指導が使えないわけではありません。
「何が分からないのか整理するところから見てもらえるか」「授業後に自分で解き直す仕組みがあるか」を確認するとよいでしょう。
中学受験の個別指導塾で失敗しない7つの選び方

中学受験の指導経験があるか
高校受験向けの個別指導と、中学受験向けの個別指導では必要な知識が違います。
特殊算や塾ごとの教材、志望校別問題に対応できるか確認しましょう。
現在の集団塾の教材に対応できるか
集団塾と併用するなら重要です。
今使っている教材や復習テストを持ち込み、具体的に相談してみてください。
志望校の過去問に対応できるか
小6まで利用する予定なら、志望校対策も確認しておきましょう。
単に問題を解説するだけでなく、得点戦略まで相談できると利用しやすくなります。
授業外の学習計画まで見てもらえるか
週1回の授業だけでは、中学受験全体を管理できません。
宿題を誰が決めるのか。
次回まで何をするのか。
模試後に計画を修正するのか。
この部分まで確認してください。
講師を変更できるか
どんなによい先生でも、子どもとの相性が合わない場合があります。
変更を相談できる仕組みがあるか確認しましょう。
年間費用を確認する
月謝だけでなく、季節講習や小6の直前期まで含めた総額を確認します。
家庭が無理なく続けられるか
最後は家庭全体の負担です。
授業内容がよくても、送迎や宿題管理で親が疲れ切ってしまえば続きません。
小6まで無理なく回せそうかまで考えましょう。
目的別|個別指導サービスの選び方

個別指導が必要そうだと感じたら、次は「どこへ相談するか」を決めます。
すべての家庭に同じサービスが合うわけではありません。
料金だけを見るのではなく、同じ模試結果を見せて、「最初に何を直しますか?」への答えを比べると、それぞれの違いが見えやすくなります。
| 選択肢 | 向いている家庭 | 主な特徴 | まず確認したいこと |
|---|---|---|---|
| 塾選 | 自宅近くの個別指導塾を複数比較したい | 通える教室をまとめて探しやすい | 中学受験対応の教室があるか |
| トウコベPRIME | 最難関中学の受験経験者からオンラインで教わりたい | 最難関中学合格者による完全1対1オンライン指導 | 今の集団塾とどう併用できるか |
| 名門会オンライン | プロ教師も含めて本格的な1対1指導を受けたい | 教師の指導+教務担任による学習管理 | どの教師・指導計画がわが子に合うか |
簡単に整理すると、
近くの個別指導塾を広く探すなら塾選。
最難関中学の受験経験を持つ講師からオンラインで教わりたいならトウコベPRIME。
プロ教師も含めた1対1指導と、教務担任による学習管理を受けたいなら名門会オンライン。
という考え方です。
いきなり入会先を決める必要はありません。
まず条件に合いそうな候補を見て、わが子への提案内容を比較してみましょう。
近くの個別指導塾を探したいなら塾選
「家では集中しにくい」
「学校や自宅の近くで探したい」
「複数の個別指導塾を比較したい」
という家庭は、塾選のような比較サービスから候補を探す方法があります。
通える範囲の教室を見つけたら、
- 中学受験に対応しているか
- 1対1か1対2か
- 集団塾と併用できるか
- 志望校対策ができるか
を確認してください。
個別指導は、同じブランドでも実際の教室や担当講師によって印象が変わります。
気になる教室は、資料だけで決めず体験授業まで受けて判断しましょう。
「家では集中しにくい」「学校や自宅の近くで探したい」「複数の個別指導塾を比較したい」という家庭は、塾選のような比較サービスから候補を探す方法があります。
最難関中学の受験経験者からオンラインで教わりたいならトウコベPRIME
「難関中学受験を考えている」
「実際に中学受験を経験した講師から教わりたい」
「集団塾を続けながらオンラインで弱点を補強したい」
という家庭なら、トウコベPRIMEも候補になります。
トウコベPRIMEは、在籍講師を最難関中学の合格者としており、自身の中学受験経験を生かした指導を特徴としています。また、完全1対1のオンライン指導で、模試や塾の進度をもとに学習戦略を立て、家庭学習までサポートすると案内しています。
たとえば、
「算数だけ補強したい」
「塾教材の分からない問題を質問したい」
「何を優先して復習すればよいか相談したい」
といった使い方を検討できます。
授業後のレポート、月1回の面談、LINEでの質問サポートも公式サイトで案内されています。
完全オンラインなので、集団塾へ通いながら追加の送迎を増やしたくない家庭にも選択肢になります。
まず資料や受験相談で、現在通っている塾・志望校・困っている単元を伝え、どのような併用方法を提案してもらえるか確認してみましょう。資料請求ページでは、サービス内容と料金体系をまとめた資料が案内されています。
「難関中学受験を考えている」「集団塾を続けながらオンラインで弱点を補強したい」という家庭なら、トウコベPRIMEも候補になります。
プロ教師の1対1指導をオンラインで受けたいなら名門会オンライン
「オンラインでも本格的な中学受験対策を受けたい」
「プロ教師も選択肢に入れたい」
「授業だけでなく、家庭学習の進め方まで管理してほしい」
という家庭なら、名門会オンラインも比較候補になります。
名門会オンラインでは、学生講師コースとプロ社会人講師コースを用意し、どちらにも講師とは別に教務担任がつく仕組みを採用しています。
特徴的なのは、授業を担当する教師だけに学習管理を任せない点です。
教務担任が保護者への指導状況の報告、定期面談、成績結果をもとにした指導内容や教材・カリキュラムの調整などを行うと案内されています。オンライン自習室も用意されています。
そのため、
「授業は分かったけれど、次に何をすればよいか分からない」
「親だけで家庭学習を管理するのが大変」
という家庭にも比較しやすいでしょう。
オンライン授業では、通常のWebカメラに加えて手元カメラを使い、生徒の表情だけでなくノートの記入状況も確認しながら1対1指導を行う仕組みです。
また、名門会には教室で受ける対面指導もあります。公式案内では、教室・自宅・オンラインから完全1対1指導を選べるとしています。
そのため、「まずはオンラインで相談したい」「通える範囲に教室があれば対面も比較したい」という家庭でも検討できます。
まずは現在の成績・志望校・苦手科目を伝え、
「どの教師が担当候補になるのか」
「オンラインと教室のどちらが合いそうか」
「どのような学習計画になるのか」
をカウンセリングで確認してみましょう。
「プロ教師も選択肢に入れたい」「授業だけでなく家庭学習の進め方まで管理してほしい」という家庭なら、名門会オンラインも比較候補になります。
体験授業・面談で確認したい10の質問
個別指導の面談では、「料金はいくらですか?」だけで終わらせないようにしましょう。
次の質問をすると、サービスの違いが見えやすくなります。
- 今の模試結果なら最初にどこを改善しますか?
- 今通っている塾の教材を使えますか?
- 算数だけでも受講できますか?
- 中学受験生を普段から指導していますか?
- 志望校の過去問に対応できますか?
- 宿題は誰が決めますか?
- 模試の結果を見て計画を変更しますか?
- 担当講師を変更できますか?
- 小6になると授業回数はどの程度増えますか?
- 季節講習まで含めた年間費用はいくらですか?
できれば直近の模試や復習テストを用意してください。
そして、どのサービスにも同じように、
「この成績なら、最初に何から直しますか?」
と聞いてみましょう。
料金表だけでは分からない、中学受験への理解度や提案内容を比較できます。
FAQ
- 中学受験の個別指導は週何回くらい必要ですか?
- 回数よりも利用目的を優先しましょう。
特定科目の補強なら、まず週1回など小さく始める方法があります。
授業を増やした結果、復習時間が減っていないかも確認してください。
- 中学受験では個別指導だけでも受験できますか?
- 個別指導だけで中学受験を進める家庭もあります。
ただし、入試範囲全体のカリキュラム、模試、志望校情報、過去問対策まで誰が管理するのか確認してください。
苦手科目だけ集団塾と併用する方法もあります。
- 個別指導と家庭教師は何が違いますか?
- 個別指導塾は教室やオンラインで指導を受け、教室運営や学習管理の仕組みが用意されている場合があります。
家庭教師は、自宅などで講師から直接指導を受ける形が中心です。
ただしサービスによって内容は異なるため、指導場所だけではなく、授業外の学習計画を誰が管理するかまで比較しましょう。
まとめ|個別指導は「足りない部分を補う外注先」と考える
中学受験の個別指導には、
- 苦手な部分だけ学べる
- 集団塾をフォローできる
- 過去問対策を個別に進めやすい
- 親が勉強を教える負担を減らせる
といったメリットがあります。
一方で、費用や講師との相性、授業を増やしすぎるリスクには注意が必要です。
大切なのは、「個別指導へ通うこと」ではありません。
何を解決するために利用するのかを決めることです。
近くの個別指導塾を広く探したいなら塾選。
最難関中学の受験経験を持つ講師からオンラインで教わりたいならトウコベPRIME。
プロ教師も含めた1対1指導と、教務担任による学習管理をオンラインで受けたいなら名門会オンライン。
名門会は教室での対面指導もあるため、オンラインと対面の両方を候補にしたい家庭でも相談できます。
資料請求やカウンセリングをしたからといって、その場で入会先を決める必要はありません。
同じ模試を見せて同じ質問をすると、料金だけでは分からない指導方針やサポート内容の違いが見えてきます。
そのうえで、「この先生・この仕組みなら、今困っていることを任せられそうか」を基準に判断しましょう。
親がすべてを抱え込まず、必要な部分を上手に外へ任せることも、中学受験を無理なく続けるための方法の一つです。
個別指導は、授業を増やすことが目的ではありません。
今困っていることを、誰に・どこまで任せたいかで選びましょう。
近くの個別指導塾を2〜3校比較したい
難関中学の受験経験者に、オンラインで弱点を見てもらいたい
プロ教師も含めた1対1指導と、学習管理まで相談したい
最初から入会先を決める必要はありません。
直近の模試や復習テストを見せて、「この成績なら最初に何から直しますか?」と相談し、提案内容を比べてみましょう。
個別指導を足すべきか迷っているなら、今の塾が子ども・志望校・家庭生活に合っているかも一度確認してみましょう。
宿題量・質問対応・通塾時間・費用・家庭での負担まで整理すると、「追加する」「今の塾を続ける」「塾そのものを見直す」の判断がしやすくなります。


